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株価指数ラインナップ | 日本取引所グループ

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(1)

東証指数算出要領

(東証配当フォーカス 100 指数編)

2017 8 7 日版

株式会社 東京証券取引所

201787日発行

(2)

目次

変更履歴...3

はじめに...4

. 株価指数概要...4

. 指数の算出...4

1. 概要...4

2. 算出式...4

3. 採用価格...5

4. 指数用株式数...5

5. 銘柄選定...5

6. 東証配当フォーカス100指数に使用する係数...8

. 基準時価総額の修正... 10

1. 修正対象となる事項... 10

2. 修正方法... 12

. その他... 14

1. 公表、基礎情報の提供... 14

2. 利用許諾... 14

3. 免責... 15

4. 問い合わせ先... 15

(3)

変更履歴

公表日 変更内容

2013/8/13 新株予約権の無償割当てによる増資(いわゆるライツ・オファリング)に関する指数 用株式数の取扱いを追加いたしました。

2014/3/25 ・問い合わせ先等を修正しました。

2014/6/2 ・算出対象の追加及び除外(株式移転等)に係る記載を修正いたしました。 2017/2/1 ・追加・除外リスト公表日を変更しました。

・各銘柄の係数算定用時価総額算出に用いる最終指数採用株価の採用日を変更しました。 2017/8/7 ・受益権の口数及び投資口の表記に関する記載を追加しました。

(4)

はじめに

・ 本資料では、株式会社東京証券取引所(以下「東証」という。)が算出・配信を行う、 東証配当フォーカス100指数に関する算出方法等を示す。ただし、本資料に記載のない 事象が発生した場合や本資料の方法による算出が困難と東証が判断した場合は、東証が 適当とみなした処理方法により算出することがある。

・ 本資料は東証の著作物であり、本資料の全部又は一部を、いかなる形式によっても、東 証に無断で複写、複製又は転載することはできない。本資料は、指数への理解を高める ために作成された資料であり、有価証券の売買等に関する勧誘等を行うためのものでは ない。また、東証は、本資料を利用される方が、本資料に記載された情報を利用したこ とにより発生するいかなる費用又は損害等について、その責めを負わない。

・ 東証は東証配当フォーカス100指数について、配当なし指数と配当込み指数を算出する。

・ なお、当該資料においては、便宜的に受益権の口数及び投資口を株式・株と表記します。

. 株価指数概要

・ 東証配当フォーカス100指数は、TOPIX 1000及び東証REIT指数の算出対象を母集団 とし、四半期ごとに安定的に配当の獲得を目指すことを目的として選定された100銘柄 により構成される指数である。銘柄の選定に当たっては、各銘柄の時価総額及び予想配 当利回りを基に選定を行う。

・ 算出対象の定期入替は毎年2回(1/7月)行う。

・ 基準日は2010(平成22)226日・基準値は1,000である。

. 指数の算出 1. 概要

東証配当フォーカス 100 指数は時価総額加重方式により算出される株価指数である。各指 数値の単位はポイントで小数点以下第2位までとする。(小数点以下第3位四捨五入) 2. 算出式

指数値 =

算出時の指数用時価総額 基準時価総額

× 基準値

∗ 算出時の指数用時価総額 = (各銘柄の指数用株式数 × 採用価格)

(5)

3. 採用価格

・ 東証配当フォーカス100指数を算出する際の採用株価は、次の順序で採用する。

①特別気配又は連続約定気配、②約定値段、③約定値段又は特別気配がない場合は指数 用基準値段(①新株落理論値段、②前日以前で直近の特別気配値段又は連続約定気配値 段、③前日以前で直近の約定値段の順序で採用)

4. 指数用株式数

・ 指数用株式数は、指数用上場株式数に係数(後述Ⅱ-6)を乗じたものである。

各銘柄の指数用株式数=各銘柄の指数用上場株式数×各銘柄の係数

・ 指数用上場株式数は、基本的には上場株式数と等しいが、株式分割等のコーポレートア クションによっては株式数が異なることがある。例えば、株式分割の場合、上場株式数 は効力発生後の変更上場日に変更し、指数用上場株式数は権利落日に変更しているため、 一時的に一致しない。

・ また、指数用上場株式数は、基本的には発行済株式数と等しいが、日本電信電話㈱と日 本たばこ産業㈱については、未上場の政府保有株式が存在するため、発行済株式数は上 場株式数と一致しない。

5. 銘柄選定

(1) 1月・7月の定期入替 a. 概要

1月・7月の定期入替は、基準日において、TOPIX 1000及び東証REIT指数の算出 対象を、b.の「選定基準」に基づき、各銘柄の時価総額及び予想配当利回りを基に、 東証配当フォーカス100指数の算出対象の見直し(追加・除外)を行うものである。

・ 定期入替に係る基準日は、毎年1 月・7月の第一水曜日(休業日の場合は第二水曜 日とする)とし、追加・除外リストを定期入替日の5営業日前に公表、定期入替後 の指数の算出を毎年1月・7月の最終営業日から行う。

・銘柄選定に使用する時価総額は、浮動株比率を反映したものとする。ただし、東証REIT 指数については、浮動株比率は一律1.00000としている。

・銘柄選定に使用する予想配当金は、TOPIX 1000 の算出対象については東洋経済新報 社の予想配当データ、東証 REIT 指数の算出対象については会社予想の予想分配金デ ータを使用する。

(6)

b. 東証配当フォーカス100指数の選定基準

定期入替の算出対象について、以下の手順により選定作業を行う。

① 基準日においてTOPIX 1000及び東証REIT指数の算出対象を、以下の5つのグル ープに区分する。ポートフォリオ5は指数の算出対象から除外される。

ポートフォリオ1:TOPIX1000の算出対象のうち、3月もしくは9月が決算期末 の銘柄

ポートフォリオ2:TOPIX 1000の算出対象のうち、6月もしくは12月が決算期 末の銘柄

ポートフォリオ3:東証REIT指数の算出対象のうち、3月もしくは9月が決算期 末且つ時価総額スクリーニングの結果選定された銘柄

ポートフォリオ4:東証REIT指数の算出対象のうち、6月もしくは12月が決算 期末且つ時価総額スクリーニングの結果選定された銘柄 ポートフォリオ5:上記のいずれにも含まれない銘柄

② ポートフォリオ1~4の各ポートフォリオにおいて、配当利回りが高い銘柄から順 ポートフォリオ3・4の時価総額スクリーニング

ポートフォリオ3・4については、時価総額を基に、銘柄のスクリーニングを行う。

① 累積時価総額が上位80%に達するまでの銘柄

② ①によって選ばれた銘柄が各ポートフォリオで 5 銘柄に満たない場合は、5 銘柄に 到達するまで時価総額順にポートフォリオ3または4に含める。

3or9月決算銘柄 6or12月決算銘柄

上記以外の決算銘柄 TOPIX1000

の構成銘柄

3or9月決算銘柄 6or12月決算銘柄

上記以外の決算銘柄 東証REIT指数

の構成銘柄

時価総額スクリーニング 時価総額スクリーニング

ポートフォリオ1 ポートフォリオ2 ポートフォリオ5

ポートフォリオ3 ポートフォリオ4 ポートフォリオ5

(7)

に(配当利回りが同じ場合は時価総額の大きい銘柄が上位となる)銘柄を並び替え る。各ポートフォリオにおける時価総額割合を基に、以下の4グループに区分する。

Aグループ:配当利回りの上位銘柄から順に銘柄を選定し、累積時価総額がポー トフォリオ全体の時価総額の1/3に達するまで選定

Bグループ:配当利回りの上位銘柄から順に銘柄を選定し、累積時価総額がポー トフォリオ全体の時価総額の2/3に達するまで選定。ただし、Aグ ループに含まれる銘柄を除く

Cグループ:Aグループ・Bグループ・Dグループのいずれにも含まれない銘柄 Dグループ:無配当の銘柄

③ ポートフォリオ1~4のそれぞれでAグループとなった銘柄について、時価総額の 大きい銘柄から順に、ポートフォリオ1及び2においては45 銘柄、ポートフォリ オ3及び4においては5銘柄を選定する。

④ ③の結果、銘柄数がポートフォリオ1及び2については 45銘柄、ポートフォリオ 3及び4については5銘柄に達しない場合は、Bグループの中から時価総額の大き い銘柄から順に、各銘柄数に達するまで銘柄を組入れる。

⑤ ④の結果、銘柄数がポートフォリオ1及び2については 45銘柄、ポートフォリオ 3及び4については5銘柄に達しない場合は、Cグループの中から時価総額の大き い銘柄から順に、各銘柄数に達するまで銘柄を組入れる。

⑥ ⑤の結果、銘柄数がポートフォリオ1及び2については 45銘柄、ポートフォリオ 3及び4については5銘柄に達しない場合は、Dグループの中から時価総額の大き い銘柄から順に、各銘柄数に達するまで銘柄を組入れる。

(2非定期の除外

・ 算出対象に上場廃止、整理銘柄への指定があった場合、当該銘柄を東証配当フォーカス 100指数から除外する。TOPIXの指数算出対象から除外する日と同一日に除外する。)

Aグループ Bグループ Cグループ Dグループ(無配) 高

低 ポートフォリオ1

累 積 時 価 総 額 1/3

1/3 Aグループ

規 定 の 銘 柄 数 に 達 す る ま で 採用

配 当利回 り 順に並び替え 4グループに区分する

A グ ル ー プ の 中 で 時 価 総 額 順に並び替える

(8)

(3非定期の追加

・ 東証配当フォーカス100指数の算出対象が株式移転、株式交換、新設合併又は会社分割 のため上場廃止となり、当該株式移転等に伴う新設会社、存続会社又は承継会社が遅滞 なく市場第一部に上場する場合には、当該上場廃止会社が東証配当フォーカス100指数 に属していた場合のみ当該新設会社等を追加する。

・ 東証配当フォーカス 100 指数の算出対象が、東証配当フォーカス100 指数の算出対象 でない会社(TOPIX 1000構成銘柄若しくは東証REIT指数構成銘柄)を存続会社又は 完全親会社とする株式交換・吸収合併に伴い上場廃止となる場合、当該存続会社又は完 全親会社を追加する。

・ 前項(3)による非定期の除外によって、東証配当フォーカス 100 指数の算出対象数が原 則数を下回ることがあっても、原則数を満たすための非定期の追加は行わない。(毎年 1月・7の定期選定の際に、原則数を満たすために必要な銘柄数の追加を行う。)

6. 東証配当フォーカス100指数に使用する係数 (1)概要

・ 東証配当フォーカス100指数は、定期入替時において個別銘柄毎に投資比率を決定し、 その動向を表す指数である(銘柄選定方法はⅡ-5を参照)。従って、TOPIXや東証REIT 指数などの時価総額の動向を表す指数とは異なる方法で構成銘柄比率を決定する。

・ 東証配当フォーカス100指数の構成銘柄比率の決定に際しては、定期入替において個別 銘柄毎に算定した投資比率となるよう、浮動株比率とは異なる係数を算定する。指数用 上場株式数に係数を乗じた値を、東証配当フォーカス100指数算出用の時価総額として 使用する。

・ 係数については、定期入替時に算定するとともに、指数の算出対象に株式数の増減(株 式分割・株式併合・株主割当を除く)が生じた場合、臨時見直しを行う。係数の値は銘 柄毎に異なる。係数の刻みは0.00001で、最小値は0.00001、最大値は9.99999である。 (2定期入替時の係数の算定

.6.(2).bにおいて選定された銘柄を対象に、以下の手順で係数の算定を行う。

① 特定の銘柄の構成比率が一定以上の場合は、その構成比率が一定比率以内となるよ う調整を行う。

② 最適化手法を用いて計量的にポートフォリオ1~4の構成割合を決定する。構成割 合は1%刻みで決定する。

(9)

③ ポートフォリオ1~4において、各銘柄が属するポートフォリオの中で占める時価 総額の割合を算定する。

④ ②に③で算定した構成割合を乗じ、銘柄ごとの東証配当フォーカス100指数に占め る構成比率を算出する。

⑤ 指数算出対象の定期入替日時点の指数用上場株式数に、定期入替日の6営業日前の 最終指数採用株価を乗じ、各銘柄の係数算定用時価総額を算出する。

⑥ ⑤で算出した係数算定用時価総額の構成比率を算出する。

⑦ ④で算出した東証配当フォーカス 100 指数に占める構成比率を⑥で算出した係数 算定用構成比率で除し、算出された値を各銘柄の係数とする。(小数点第 5 位四捨 五入)

(数値例:ポートフォリオが1、2の場合)

<② 最適化>

<③ スクリーニング

<④ 指数構成比率> ポートフォリオ1

60

A 80% 株A 48% 株B 20% 株B 12% ポートフォリオ2

40

C 75% 株C 30% 株D 25% 株D 10

<④ 指数構成比率> <⑥ 時価総額比率> <⑦ 係数>

A 48% 株A 64% 株A 0.75000B 12% 株B 16% 株B 0.75000C 30% 株C 15% 株C 2.00000D 10% 株D 5% 株D 2.00000 (3) 係数の臨時見直し

指数の算出対象に株式数の増減(株式分割・株式併合・株主割当を除く)が生じた場合、 以下の式を用いて係数の臨時見直しを行う。(小数点第5位四捨五入)

新係数と株式数追加日の前営業日の係数の値が 0.00001 以上変動する場合にのみ、係数の 臨時見直しを行う。

新係数=

新株式数追加日の前営業日の指数用上場株式数×株式数追加日の前営業日の係数 株式数追加後の指数用上場株式数

(10)

. 基準時価総額の修正

東証配当フォーカス 100 指数の算出において、算出対象銘柄の増減や増資など市況変動 に よらない 時価総 額の増 減が発生 する場 合は、 その連 続性を維 持する ため、 次に示す と お り基準時価総額を修正する。

1. 修正対象となる事項 (1)算出対象の追加及び除外

修正を要する事項 修正日 修正に使用する株価

東証配当フォーカス100指数の算出対象が株 式移転等(1)のため上場廃止となり、当該株 式移転等に伴う新設会社等が東証配当フォー カス100指数に追加される場合

新規上場日(2) 基準値段

毎年1月・7月の定期入替 変更日 修正日の前営業日の株価

東証配当フォーカス 100 指数の算出対 象が株式移転等のため上場廃止となり、 当 該 株 式 移 転 等 に 伴 う 新 設 会 社 等 が 東 証配当フォーカス 100 指数に追加され る場合

当 該 新 設 会 社 等 の 新 規 上 場 日(通例、上場廃止日の3 業日後)

上場廃止日の前営業日の 株価(4)

上記以外(合併、株式交換などにより非 存続会社となる場合等)

上場廃止日 修正日の前営業日の株価

整理銘柄への指定 整理銘柄への指定日( 5) 4営業日後

修正日の前営業日の株価

市場第二部への指定替え、市場第一部からJ ASDAQへの上場市場変更

指定替え日(変更日) 修正日の前営業日の株価

毎年1月・7月の定期入替 変更日 修正日の前営業日の株価

1:株式移転、株式交換、新設合併又は会社分割

2:新規上場日が休業日の場合、翌営業日に繰り下げる。

4:上場廃止日から除外日の前営業日までの間は、上場廃止日の前営業日の株価を用いて指数を算出す る。

5:整理銘柄への指定日が休業日の場合、翌営業日に繰り下げる。

(2)指数用株式数の変更

(11)

修正を要する事項 修正に使用する株価

係数の変更 変更日 修正日の前営業日の株価

公募増資 変更(追加)上場日(払込期日の翌日) (1)

修正日の前営業日の株価

第三者割当増資 変更(追加)上場日(払込期日の2営業 日後)の5営業日後

修正日の前営業日の株価

株主割当増資 権利落ち日 1株当たり払込金

新株予約権の行使 行使された日の翌月末(最終営業日) 修正日の前営業日の株価 優先株等の転換 転換された日の翌月末(最終営業日) 修正日の前営業日の株価 自己株式消却 自 己 株 式 が 消 却 さ れ た 日 の 翌 月 末

(最終営業日)

修正日の前営業日の株価

合併・ 株式 交換

他 の 東 証 で 算 出 す る 指 数 対 象 銘柄( 2)を非存続会社とする 場合(東証で算出する指数対象 銘柄の算出対象同士の合併・株 式交換)

非存続会社の上場廃止日 修正日の前営業日の株価

上記以外 変更(追加)上場日(効力発生日) 修正日の前営業日の株価 政府保有株の売出し

(日本電信電話、日本たばこ)

東証が定めた日(3) 修正日の前営業日の株価

新 株予約 権の無 償割当 てによ る増資 (注 4

権利落日 1株当たり払込金

会社分割(吸収分割) 変更(追加)上場日(効力発生日) 修正日の前営業日の株価 その他の調整(5) 当該情報が「所報で公 表された日」

の当月末又は翌月末

修正日の前営業日の株価

1:変更(追加)上場日が休業日の場合、翌営業日に繰り下げる。(以下同じ) 2:東証で算出する指数対象銘柄のうち、内国普通株式及びREITとする。 3:受渡日を原則とする。

4:新株予約権の無償割当てによる増資(いわゆるライツ・オファリング)については、権利付最終 日の指数用上場株式数に、1 株につき割当てられる新株予約権の個数を乗じた株式数を増加させ る。

5:例えば、「新株予約権付社債等の発行会社が株式分割を実施した場合」「株式分割、株式併合、株 主割当の際に、株式分割等の比率に基づき算出された株式数と効力発生日以降に確定する株式数 に差異が生じた場合」「既に指数の算出に反映済みの内容について、上場会社から事後の訂正が あった場合」など。

6:株式分割、株式併合など、株式数の増加(減少)に応じて株価を修正する場合には、時価総額の

(12)

変動がないため、基準時価総額は修正しない。

(3)元データ

・ 基準時価総額の修正事由やその内容、変更日等に関する元データは、東証が発行会社 からの報告等を基に日々公表している「所報」から採取する。(浮動株比率の算定に ついては別紙参照)

・ なお、上記の基準時価総額の修正事由に関して、発行会社が報告内容を訂正した場合 でも、既に算出・公表した指数の値について過去に遡って修正することは 行 わ ない 。 2. 修正方法

(1)配当を考慮しない指数(配当なし指数)

① 修正方法

・ 指数の連続性が維持されるよう、次の算式により基準時価総額を修正する。

算式 =

前営業日の時価総額 旧(修正前)基準時価総額

(前営業日の時価総額 ± 修正額) 新(修正後)基準時価総額

∗ 修正額=指数用株式数の増加(減少) × 修正に使用する株価 したがって、

②修正例

・ 仮に、旧基準時価総額を20兆円、前日の時価総額を400兆円とすれば、前日の指数値 は、

となる。

・ 仮に、A銘柄の指数用株式数が公募増資のため1億株増加し、前日終値が2,000円だ ったとすれば、修正額は1億株×2,000円=2,000億 円となる。よって、新基準時価総額 は、

前日の指数値= 400兆円÷20兆円×1002,000.00ポイント

20 (400 2,000 400 20.01 新基準時価総額 =

旧基準時価総額 × 前営業日の時価総額 ± 修正額 前営業日の時価総額

(13)

となる。

・ 次のとおり、今日の指数値は、算出対象すべてに株価の変化がなければ、前日と変わ らずの 2000.00 ポイントとなる。(このように、基準時価総額の修正によって、公募増 資による時価総額の増加の影響を受けずに、指数の連続性が保たれるのである。)

(2)配当込み指数

・ 配当込み指数の算出において使用する配当金は、税引き前の配当金を使用する。

・ 配当落日の時点では、当期の配当金額は未 確定であ るため、配当落金額による基準時 価総額の修正は、「(a) 予想配当金による修正」と、「(b) 予想配当金と決算短信で公表 された配当金の差異による微調整」の2回に分けて行う。

a. 予想配当金による修正

・ 配当落日に、予想配当金に基づいて配当落 金額の総 額を算出し、前項による基準時価 総額の修正を行う。使用する予想配当金は、原則として、以下のとおり決定する。

① 当期の配当金額が適時開示情報にて公表されている場合は、その金額とする。

② 当 期の配 当金額 が確定 してい ない( 上記①のとお り公 表され ていな い、ま たは同 金額 が未定等の場合)は前期配当金額とする。

・ 基準時価総額の修正方法は、基本的には前項(1)と同様だが、次の算式のとおり、剰余 金の配当による修正を行う点が異なる。

新基準時価総額=

旧基準時価総額×(前営業日の時価総額配当落金額の総額±修正額) 前営業日の時価総額

各銘柄の配当落金額 配当落日前営業日の指数用株式数 × 予想配当金

配当落金額の総額 各銘柄の配当落金額の合計

修正額 指数用株式数の増加 減少 × 修正に使用する株価

b. 予想配当金と決算短信で公表された配当金の差異による微調整

・ 配当落日に使用した予想配当金と、決算短 信で公表 された配当金との間に差異が見ら れた銘柄について配当落金額の微調整を行う。具体的には、配当落日が属する月の 3 ヶ月後の月の 7日(休業日の場合は前営業日に繰り上げる)に、配当落微調整額の総 額を算出し、基準時価総額の修正を行う。(例えば3月決算の場合、微調整の実施日は

(400兆円+2,000億円)÷20.01兆円= 2,000.00ポイント

(14)

67日となる。

・ 配当落微調整処理の対象期間は、「配当落微調整実施日の3営業日前までに開示されて いる情報」を対象とする。ただし、上述の 対象期間 外に配当修正が開示され、その修 正内容が指数値に影響を与える影響が大き いと東証 が判断した場合、追加で配当落微 調整を実施する。

新基準時価総額=

旧基準時価総額×(前営業日の時価総額配当微調整額総額±修正額) 前営業日の時価総額

各銘柄の配当微調整額 配当落日前営業日の指数用株式数

×(決算短信で公表された配当金 予想配当金)

配当微調整額総額 各銘柄の配当微調整額の合計

修正額 指数用株式数の増加 減少 × 修正に使用する株価

. その他

1. 公表、基礎情報の提供

1)指数値

・ 東証配当フォーカス100指数の配当なし指数の指数値は、東証相場報道システムを通 じてリアルタイム(15秒間隔)で全国の証券会社、報道機関等へ配信している。

・ また、東証配当フォーカス100指数の配当込み指数については終値のみを算出してい る。

(2)基礎情報

・ 東証配当フォーカス100指数に係る日々の基礎情報(基準時価総額、算出対象の指数 用株式数等)は、「Tokyo Market Informationにおいて有償による情報提供を行って いる。

2. 利用許諾

東証配当フォーカス100指数の算出、数値の公表、利用など東証配当フォーカス100 指数に関する権利は東証が有している。このため、東証配当フォーカス100指数を使 用して、ファンドやリンク債などの金融商 品を組成 ・売り出す(相対契約によるオプ ション、スワップ、ワラントなどデリバティブ取引の対象にする場合を含む。)又はデ ータ提供する場合など東証配当フォーカス 100指数を商業的に利用する場合には、東 証とのライセンス契約が必要となる。

(15)

3. 免責

東証は、株価指数の算出において、数値の 誤謬、電 子計算機の障害又は天災地変その 他やむを得ない事由が発生した場合は、そ の算出を 延期又は中止することがある。ま た、東証は、株価指数がいかなる場合にお いても真 正であることを保証するものでは なく、株価指数の算出において、数値に誤 謬が発生 しても、東証は一切その賠償の責 めを負わない。

4. 問い合わせ先

東京証券取引所 情報サービス部 商品企画運用グループ

E-mailindex@jpx.co.jp

以上

参照

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